ヤフーは22日、ショッピングサービス「Yahoo!ショッピング」のAPIを外部に公開する「Yahoo!ショッピングWebサービス」の提供を開始した。
ヤフーでは、2005年12月から個人の開発者向けにYahoo! JAPANの技術仕様を無料で公開する「Yahoo!デベロッパーネットワーク」を運営しており、これまでに「Yahoo!検索」や「Yahoo!地図」など14サービスのAPIを公開している。今回、この仕組みに新たに「Yahoo!ショッピング」の各種APIを追加。開発者が、Yahoo!ショッピングの商品データベースや各種機能を活用したアプリケーションやショッピングコンテンツを開発できるようになった。
また、法人向けにもYahoo!ショッピングのAPI提供を開始しており、企業もYahoo!ショッピングを活用したサービスの作成が可能となる。法人向けのAPI提供は、2008年5月からニワンゴやGMO、シックス・アパートなど、一部企業に向けて先行公開していた。シックス・アパートでは22日、Yahoo!ショッピングWebサービスを利用してオリジナルのECサイトを構築できる、Movable Typeのプラグイン開発を発表している。
Yahoo!ショッピングで現在提供しているWebサービスは、商品検索、カテゴリランキング、カテゴリID取得の3サービス。8月以降にはさらに、コンテンツマッチAPI、検索キーワードランキングAPI、商品コードAPIなどを追加していく予定。また、バリューコマースが提供するアフィリエイトプログラムを利用することもできる。Webサービスの利用には無料のアプリケーションIDの登録が必要となる。
関連情報
■URL
Yahoo!デベロッパーネットワーク Yahoo!ショッピング
http://developer.yahoo.co.jp/shopping/
シックス・アパートのニュースリリース
http://www.sixapart.jp/press_releases/2008/07/22-1430.html
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( 三柳英樹 )
2008/07/22 16:48
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