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任天堂、「マジコン」輸入販売業者5社を提訴


 任天堂は29日、ゲーム機「ニンテンドーDS」上で複製したゲームの起動が可能となるいわゆる「マジコン」と呼ばれる機器に対し、不正競争防止法に基づく輸入・販売行為の差し止めなどを求める訴訟を、ソフトメーカー54社と共同で東京地方裁判所に提訴したことを明らかにした。

 提訴の対象とした会社は、いずれも所在地が国内の「嘉年華」「夏黎」「カミヨコ」「DIGITALNAVIGATOR」「クリエイティメイト」の5社。任天堂では提訴の理由について、「R4 Revolution for DS」に代表されるマジコンと呼ばれる機器により、ネット上の違法アップロードサイトなどから入手した、本来ニンテンドーDS上では起動しないはずのゲームプログラムの複製物が起動可能となるため、任天堂およびソフトメーカー各社は極めて大きな損害を被っており、到底見過ごすことのできないものだと主張している。

 また、任天堂とソフトメーカー各社では、このような機器が市場に蔓延することにより、コンピュータゲーム産業全体の健全な育成・発展が阻害されるとし、同種同等のいわゆるマジコンと呼ばれる機器に対して継続して断固たる法的措置を講じるとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2008/080729.html


( 三柳英樹 )
2008/07/29 17:40

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