米Amazon子会社のAmazon Web Services LLCは30日、タスクを分割して大人数に割り当てられる人力仲介サービス「Amazon Mechanical Turk」を、プログラマー以外でも利用できるように、Webベースのインターフェイスを追加したと発表した。
Mechanical Turkは、画像にタグを付ける作業や、データ収集、調査など、比較的単純な作業を大量に行う必要がある場合に、不特定多数のインターネット利用者にわずかな報酬でタスクを託すことができる仲介サービスだ。
このサービスは、Amazon Web Serviceの1つとして提供されており、これまでは利用するためには、APIを使ったプログラミングを行う必要があった。
今回Amazonでは、Webベースのエディターを用意し、複雑なプログラミング作業を不要にした。企業は、テンプレートを使って個々のタスクを入力するか、あらかじめ表計算ソフトで大量のタスクをCSVファイルに編集し、丸ごとアップロードして、Mechanical Turkに読み込ませることもできる。
非プログラマーでも利用しやすくしたことにより、技術者でないビジネスマンでも、インターネット上のグローバルな人材市場にアクセスできるようになった。
関連情報
■URL
Amazon Mechanical Turk
http://www.mturk.com/
ニュースリリース(英文)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=NewsArticle&id=1181088
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/07/31 12:13
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