情報処理推進機構(IPA)は11日、2008年度上期に公募した「未踏IT人材発掘・育成事業」で、提案テーマ数105件の中から18件のプロジェクトを採択した。採択プロジェクトには開発費用が援助されるほか、IPAのプロジェクトマネージャーが開発を指導する。
未踏IT人材発掘・育成事業は、ソフトウェア関連分野でイノベーションを創出できる人材を発掘・育成することが目的。独創性や未踏性に富んだ人材という観点を踏まえ、担当プロジェクトマネージャーが、独自の基準を設けて審査を行った。採択された人材の平均年齢は27歳だという。
プロジェクトマネージャーは、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の古川享氏のほか、コーエー代表取締役執行役員社長COOの松原健二氏、サイボウズ・ラボ代表取締役社長の畑慎也氏ら9人が担当した。各採択プロジェクトのテーマ概要、採択理由、採択金額については、後日IPAのサイトで公開する。
今回採択したプロジェクトが終了した後、各プロジェクトマネージャーはそれぞれの審査基準によって開発成果を審査し、特に優れた実績を収めた者を「スーパークリエータ」として選出・認定する。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/about/press/20080811.html
■関連記事
・ 「次のビル・ゲイツを」IPAがソフトウェア分野の天才12人を認定(2006/10/24)
( 増田 覚 )
2008/08/11 14:11
- ページの先頭へ-
|