Googleは8日、Webブラウザ「Google Chrome」に発見された脆弱性や不具合などを修正したバージョン「0.2.149.29」について、修正点などをリリースノートとして公開した。
Google Chromeに対しては、公開直後から脆弱性の存在がセキュリティ研究者などから報告されていた。Googleでは、米国時間5日に脆弱性を修正した新バージョン0.2.149.29を公開し、開発担当者がメーリングリストなどで説明を行っていたが、8日にリリースノートとして修正点の一覧を公表した。
リリースノートによれば、新バージョンでは合計4件の脆弱性を修正。4件の中には、Webページなどを名前を付けて保存する際に長いファイル名によってバッファオーバーフローが引き起こされる問題など、任意のコードを実行させられる危険のある脆弱性も2件含まれている。また、JavaScriptのバグなど、セキュリティ以外の3件の修正も行ったとしている。
現在利用しているGoogle Chromeのバージョンの確認は、ウィンドウ右上のスパナ型のアイコンから「Google Chromeについて」を選択することで行える。
関連情報
■URL
リリースノート(英文)
http://googlechromereleases.blogspot.com/2008/09/beta-release-0214929.html
Google Chrome
http://www.google.com/chrome/
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・ Googleが独自開発ブラウザ「Google Chrome」ベータ版をリリース(2008/09/03)
( 三柳英樹 )
2008/09/09 12:49
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