Appleは9日、QuickTimeやiPod touchファームウェアについて、脆弱性を修正したバージョンを公開した。
まず、QuickTime 7.5.5では、細工を施した動画ファイルによってアプリケーションを不正に終了させたり任意のコードを実行できる可能性のある脆弱性など、9項目の脆弱性が修正されている。Windows Vista/XP、Mac OS X 10.5以降/10.4.9以降に対応する。
iPod touchファームウェアの「v2.1」では、サンドボックスの脆弱性や、DNSキャッシュポイズニングの脆弱性、WebKitの脆弱性など5項目を修正している。
なお、QuickTimeとiPod touchの脆弱性の危険度について、デンマークのSecuniaでは、5段階中で上から2番目の“Highly Critical”とレーティングしている。
このほか、同日公開された「iTunes 8.0」でも脆弱性の修正が含まれているほか、「Bonjour for Windows」についても脆弱性を修正したバージョン「1.0.5」が公開された。Secuniaではこれらの危険度を、5段階中で下から2番目の“Less Critical”とレーティングしている。
関連情報
■URL
QuickTime 7.5.5のセキュリティ修正内容(英文)
http://support.apple.com/kb/HT3027
iPod touch v2.1のセキュリティ修正内容(英文)
http://support.apple.com/kb/HT3026
iTunes 8.0のセキュリティ修正内容(英文)
http://support.apple.com/kb/HT3025
Bonjour for Windows 1.0.5のセキュリティ修正内容(英文)
http://support.apple.com/kb/HT2990
Secunia(英文)
http://secunia.com/
関連記事:アップル、iPod touchの新ファーム「2.1」。iPhone用は13日公開[BB Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23110.html
■関連記事
・ アップル、リコメンド機能を搭載した「iTunes 8」(2008/09/10)
( 永沢 茂 )
2008/09/10 19:22
- ページの先頭へ-
|