米Microsoftは16日、米Yahoo!の買収には興味を持っていないとする声明を発表した。この声明は、MicrosoftのCEO、スティーブ・バルマー氏が16日に行われたイベントで「買収は今でも意味のある提案だったと考えている」とコメントしたことを受けたもの。
バルマー氏は、16日に米オーランドで行われたイベント「Gartner Symposium/ITxpo 2008」において、アナリストからのインタビューに答える形で買収についてコメント。Yahoo!に対して行っていた買収交渉について、「私は今でも両社の株主にとって意味のあるものだったと考えている」と述べた。
Microsoftは、2008年2月1日にYahoo!に対して買収を提案したが、交渉は不調に終わり、5月3日には買収の断念を発表。バルマー氏は買収断念時にも「提案は意義のあるものだったと信じている」という同様のコメントを発表していたが、イベントでのコメントを受けてYahoo!の株価が上昇するなどの反応があったことから、買収の意志はないことを改めて示したものと思われる。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2008/oct08/10-16statement.mspx
Gartner Symposium ITxpo 2008
http://www.gartner.com/it/sym/2008/sym18/sym18.jsp
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・ Yahoo!、Microsoftの買収断念にコメントを発表(2008/05/07)
( 三柳英樹 )
2008/10/17 14:56
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