Sun Microsystemsは21日、Java実行環境の最新版となる「Java Platform Standard Edition 6 Update 10」(Java SE 6 Update 10)を公開した。
Java SE 6 Update 10では、Javaの動作速度を改善。Javaのアプリケーションやアプレットの起動時間を短縮する「Java Quick Starter」を搭載したほか、新しいJavaカーネルにより動作速度を高速化した。
Javaプラグインも一新し、JavaアプレットをWebブラウザからデスクトップにドラッグ&ドロップできる機能を搭載。この機能により、Javaアプレットをウィジェットのように利用できるようになるとしている。
このほか、クロスプラットフォームの新たなルック&フィール「Nimbus」の採用や、Windows向けのグラフィック性能の強化、アプレットやJava Web Startプログラムの開発を容易にする「Java Deployment Toolkit」などが搭載された。
Sunでは、Java SE 6 Update 10によるパフォーマンスの向上は、公開を予定しているJavaベースのリッチインターネットアプリケーション環境「Java FX Desktop 1.0」の土台となるものだとしている。
関連情報
■URL
Java SE 6 Update 10ダウンロードページ(英文)
http://www.java.com/en/download/6u10_release.jsp
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( 三柳英樹 )
2008/10/22 18:11
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