グーグルは23日、日本音楽著作権協会(JASRAC)が管理する楽曲を動画共有サイト「YouTube」で利用するための包括的な利用許諾契約を結んだと発表した。これにより、JASRAC管理楽曲をユーザーが自ら歌唱・演奏した動画を、YouTubeで合法的に公開できるようになった。
JASRACによれば、今回の契約はJASRACが示した許諾条件にグーグル側が同意するかたちで締結。契約条件としては、YouTubeの売り上げの1.875%をJASRACに支払うことで合意しており、「ニコニコ動画やYahoo!ビデオキャストとの契約条件と同じ」(JASRAC広報部)だという。JASRACとグーグルは2007年2月から利用許諾契約に関する協議を行っていた。
YouTubeはこれまで、ジャパン・ライツ・クリアランスとイー・ライセンスとも包括利用許諾契約を締結。グーグルでは、「日本で最大の楽曲数を管理するJASRACによる許諾が加わることにより、ライセンス取得済みの音楽著作物の範囲が国内最大級のオンラインサービスとなる」とコメントしている。
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■URL
YouTube
http://jp.youtube.com/
JASRAC
http://www.jasrac.or.jp/
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( 増田 覚 )
2008/10/23 18:11
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