米Click Forensicsは23日、クリック型課金(ペイパークリック)の広告を不正な方法で大量にクリックし、広告料を詐取するいわゆる「広告クリック詐欺」について、2008年第3四半期の調査結果を発表した。
それによると、2008年第3四半期における広告クリック詐欺の発生率は16.0%で、第2四半期や2007年第3四半期の16.2%に比べて0.2ポイント減少した。
一方、広告配信ネットワーク大手のGoogle AdSenseとYahoo Publisher Networkについては、広告クリック詐欺率は27.1%と平均よりも高くなる。ただし、こちらも第2四半期の27.6%からは0.5ポイント減、2007年第3四半期に比べて1.0ポイント減と減少傾向が見える。
今回の調査の特徴的な結果としては、広告クリック詐欺トラフィックの27.6%がボットネットから来ていたことが挙げられる。これは第2四半期の25.2%に比べて約1割の増加となった。また、クリック詐欺の大半は北米で発生しており、北米以外の国の割合はロシアが4.9%、フランスが4.8%、英国が3.5%などとなっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.clickforensics.com/newsroom/press-releases/114-industry-click-fraud-rate-hovers-at-16-percent-for-third-quarter-2008-.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/10/24 12:46
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