明治安田生命保険相互会社は27日、来年度の入社希望者に関する個人情報などがファイル交換ソフト「Winny」を通じて流出したことを公表した。
流出した情報は、2009年4月の大阪営業関連組織入社希望者に関する情報約2000人分および入社内定者45人分の個人情報と、社内教材など。入社希望者に関する情報については、氏名・出身大学のほか、個人によっては住所や電話、メールアドレス、面接時の所見などが含まれている可能性もあるという。また、入社内定者に関する情報については、内定懇親会出席者の氏名、大学、写真が含まれていた。
明治安田生命では流出の原因について、同社大阪営業関連組織の採用担当職員の自宅にある個人所有のPCがウイルスに感染し、当該PCで入力した個人情報などがWinny経由でネットワークに流出したと説明。10月14日にWinnyを介して大阪営業組織関連のプライベートな写真の流出が判明し、社内調査を進めたところ、25日に個人情報が流出していたことが新たに判明したという。
明治安田生命では、情報が流出したと思われる本人および関係者に個別に連絡するとともに、お詫びと事情説明を開始。また、問い合わせ窓口を設置し、対応にあたっている。今後については、個人情報の取り扱いについての管理・教育を一層強化し、こうした事態を二度と起こさないよう各種取り扱いルールの再徹底を図ると説明。事実関係を調査の上、社内規定に則り厳正な処分を実施する予定としている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/release/2008/pdf/20081027.pdf
明治安田生命
http://www.meijiyasuda.co.jp/
( 三柳英樹 )
2008/10/27 16:19
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