米Microsoftは27日、Windows Live IDが正式にOpenIDプロバイダーとなることを発表し、開発者向けのプレビュー版を公開した。
MicrosoftはすでにOpenID Foundationの理事会に参加していることから、OpenIDの思想を支持していることは明らかだった。さらに今回の発表により、将来的にWindows Live IDアカウントによってOpenID対応サイトを利用できるようになる。
今回公開されたのは、Windows Live ID OpenIDプロバイダーのコミュニティテクノロジープレビュー(CTP)リリースだ。このバージョンは、新たに設置されたWindows Live IDインテグレーション(INT)環境でのみ使用することが推奨されている。
この環境は、OpenIDを利用するサイトやクライアントライブラリーの開発者が、バグや互換性問題を検出するためだけに利用すべきものであり、Windows Live IDを使用した既存サービスなどと連携するエイリアスを作成するべきではないと注意されている。なお、このWindows Live ID OpenIDプロバイダーは、OpenID 2.0プロトコルのみをサポートしていることに注意が必要だ。
このテストにより品質が十分に高くなれば、その時点でWindows Live IDアカウント利用者に対してOpenIDによるサインイン機能を提供できるようになるとしている。
関連情報
■URL
Windows Live ID公式ブログの該当記事(英文)
http://winliveid.spaces.live.com/Blog/cns!AEE1BB0D86E23AAC!1745.entry
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・ OpenID Foundationの理事に、GoogleやMicrosoft、Yahoo!など就任(2008/02/08)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/10/28 12:08
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