コムスコア・ジャパンの協力で、主なセキュリティ対策ソフト会社のWebサイトの利用動向をとりまとめた。米comScoreのインターネット利用動向調査サービス「World Metrix」により集計したデータを基にしている。家庭と職場における15歳以上のユーザーを対象としたもので、インターネットカフェなど公共の場所のPCや、携帯電話、PDAからのアクセスは含まれない。
対象としたのは、トレンドマイクロ、シマンテック、マカフィーのほか、ジャストシステム(カスペルスキー)、ソースネクストの5社。
各社がセキュリティ対策ソフトの新製品を発表し始めた9月度に最も訪問者数が多かったのは、トレンドマイクロで162万2000ユニークビジター(UV)だった。以下は、シマンテックが144万9000UV、マカフィーが78万1000UV、ソースネクストが67万8000UV、カスペルスキーが63万8000UVとなっている。
一方、8月度と9月度のUV数の変化を比較すると、カスペルスキーは26万4000UVから67万8000UVとなり、変化率142%を示した。これは5社の中で最も高い。また、2007年9月度と2008年9月度を比較すると、カスペルスキーは圏外から63万8000UVへとアップしている。そのほか、1年でUVが伸びたサイトは、トレンドマイクロの94万5000UVから162万2000UV、ソースネクストの46万2000UVから67万8000UVだった。逆に、シマンテックは185万UVから144万9000UVに減少した。
関連情報
■URL
コムスコア・ジャパン
http://www.comscore.com/jp/
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( 野津 誠 )
2008/10/31 11:20
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