米Merakiは5日、1万ドルで1平方マイル(約2.6平方キロメートル)をWiFiネットワークでカバーするメッシュソリューション「Main Street WiFi Starter Pack」を発表した。
Merakiは、2006年に米MITの研究プロジェクトとして発足。P2Pメッシュソリューション企業として、Googleや大手ベンチャーキャピタルのSequoia Capitalによる出資を受けている。
Merakiのデバイスは、電源に接続して簡単な設定を行うだけで1台でゲートウェイ、リピーター、アクセスポイントの役割を果たし、それらデバイス同士が相互に通信してメッシュネットワークを形成する。さらに管理ソフトウェアがネットワークを監視し、絶えず最適化され、安定するように制御するという。こうした仕組みにより、Merakiを用いれば、広い範囲の地域を安価にWiFiでカバーできるようになるとしている。
Merakiによれば、MotorolaやTranzeoといった競合企業が提供するソリューションを使用すると、2万5000ドルから10万ドルの費用がかかると試算し、自社ソリューションの低コスト性をアピールしている。このソリューションを使用することによって、都市の広い範囲をWiFiでカバーし、街に多くの人々やビジネスを呼び込むことに成功した事例も挙げている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://meraki.com/press-releases/2008/11/05/meraki-introduces-main-street-wifi-for-cities-and-towns/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/11/06 12:14
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