セキュリティベンダーの業界団体「AMTSO(Anti-Malware Testing Standards Organization)」は10日、セキュリティ対策ソフトのテスト手法に関するガイドラインを策定し、公表した。
AMTSOは、SymantecやTrend Micro、McAfee、Kasperskyなど、世界の主要セキュリティベンダーが参加して2008年2月に設立された。今回、ユーザーがセキュリティ対策ソフトを選ぶ際の指標となる性能評価テストについて、テスト手法や項目などについてのガイドラインをまとめた。
ガイドラインでは、実施するテストについて「公共に危険を与えてはいけない」「公平でなければならない」「公開かつ透明でなければならない」「統計学的に有効でなければいけない」などの9つの原則を規定。それぞれの原則を満たすために、「テストのために新種のマルウェアを作成しない」「テストの条件やサンプルの選び方などの詳細を公表する」といった行動をテスト実施者に対して求めている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.amtso.org/press/20-amtsotestingguidelines.html
AMTSO
http://www.amtso.org/
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( 三柳英樹 )
2008/11/11 13:25
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