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NTTデータ、コンテンツの検出技術を米BayTSPに提供


 NTTデータは1日、インターネット上の音楽や動画などのコンテンツに対して、他者が著作権を有するコンテンツが含まれていないかなどを自動的に特定できるサービスを、米BayTSPに提供開始した。

 NTTデータでは、NTTコミュニケーション科学基礎研究所が開発した「ロバストメディア検索技術(RMS技術)」を、BayTSPに提供する。RMS検索技術は、音や映像から抽出した特徴データ同士を高速に照合する技術で、BayTSPとNTTコミュニケーション科学基礎研究所では2008年4月から実証実験を実施。RMS技術のコンテンツ検索の有効性、有用性を確認することができたことから、提供を開始することにしたとしている。

 BayTSPでは、NTTデータが提供する特徴抽出プログラムを用いて、コンテンツホルダーから委託されたコンテンツから特徴データを抽出し、日本国内に設置したRMSシステムに登録する。また、投稿サイトやP2Pネットワークから収集したメディアファイルも同様に特徴データを抽出してRMSシステムに登録。RMSシステムの側で、登録済みのコンテンツが含まれるかどうかを検出し、結果をBayTSPに返す。対象コンテンツ量は約2000時間相当で、1日に約100万分相当のファイルの問い合わせが処理できるという。

 NTTデータでは、BayTSPが保有するメディアファイル収集技術、コンテンツのワークフローシステム(登録・削除・結果分析)と、NTTデータのコンテンツ特定サービスが組み合わされることで、対象コンテンツの検索・検出、検出されたコンテンツへの対処の流れがシステム化されるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdata.co.jp/release/2008/120100.html

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( 三柳英樹 )
2008/12/01 19:26

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