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「Gmail Labs」(「Settings」メニューの「Labs」タブ)で提供している機能の一部
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米Googleは16日、Webメールサービス「Gmail」の追加機能として、メール文面をそのまま「Google Docs」ドキュメントに変換する機能を追加したと発表した。Gmailにちょっとした機能を実験的に追加する「Gmail Labs」で提供している。
この機能を追加しておくと、メールの横に「Create a document」リンクが表示される。これをクリックすれば、メールの文面がそのままGoogle Docsドキュメントに変換される。例えば、同僚とのメールでの打ち合わせ内容が、そのまま文書のたたき台になるというのはよくあることだが、この新機能はそうした作業を簡単にしてくれる。作成されたGoogle Docsドキュメントはもちろん、編集、印刷、共有するなど、通常のGoogle Docsドキュメントと同様に扱うことができる。
Gmailに実験的な機能を追加するGmail Labsは公開されてから半年が経過した。現在では32種類もの機能が用意されており、簡単にGmailに追加できる。その中には、ちょっとしたゲームや、夜に恥ずかしいメールを送ってしまわないように送信前に計算問題を解かせる機能など、遊びの要素を持つものもある。
しかし最近では、GoogleカレンダーやGoogle DocsのガジェットをGmailに追加して、Gmail上で予定やドキュメントを管理できる機能や、簡単なタスク管理機能も利用できるようになった。そのほかにもラベルのカラフルな色付け、高度なラベル付けなど、生産性を向上させるさまざまな機能が用意されている。
残念なことに、Gmail LabsはGmailの英語モードでしか利用できない。Gmailの言語設定を英語にすると、「Settings」メニューに「Labs」タブが表示され、そこから機能を追加できるようになっている。もし英語インターフェイスに抵抗がなければ、生産性を向上させる多くの機能を利用できるようになるだろう。
関連情報
■URL
Gmail公式ブログの該当記事(英文)
http://gmailblog.blogspot.com/2008/12/new-in-labs-turn-email-into-google-doc.html
Gmail Labsの説明(英文)
http://mail.google.com/support/bin/answer.py?hl=en&ctx=mail&answer=29418
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・ Google、開発段階のGmail新機能を試せるラボを公開(2008/06/06)
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/12/18 13:32
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