米Symantecは18日、Mac用セキュリティスイートの最新バージョン「Norton Internet Security 4 for Mac」を米国で発売したと発表した。インストール時間が約1分で済むとしているほか、ユーザーインターフェイスが改良され、アップデート作業も高速で邪魔にならないようになったという。また、技術に通じたユーザーは詳細な設定ができる仕様になっとしている。
Symantecでは同時に、「Norton Internet Security for Mac Dual Protection」も発売した。これは、Mac上でBootCampや仮想化ソフトを使用し、Windowsも利用しているユーザー向けのパッケージだ。最新版のMac用セキュリティスイートに加え、「Norton Internet Security 2009 for Windows」も受け取れる。
「Norton Internet Security 4 for Mac」では、Macを守るための新機能が搭載されている。新ファイアウォールには、アプリケーションコントロールが追加され、インターネットに接続しているアプリケーションをスパイウェアから保護する。また、接続しているネットワークの種類によって設定を変えられる。さらに「Symantec DeepSight Threat Management System」が統合され、最低でも1日1回はファイアウォールのルールをアップデートし、最新の攻撃元IPアドレス情報が登録されるようになった。
Webブラウザ「Safari」と「Firefox」用のフィッシング対策機能も搭載している。これについて、SymantecのシニアバイスプレジデントであるRowan Trollope氏は「Macオーナーであったとしても、インターネット上の脅威に無関係ではなく、フィッシングについて言えば、どのプラットフォームを使っていようと関係ないのだ」とコメント。フィッシング対策の重要性を指摘している。
推奨小売価格は「Norton Internet Security for Mac」が79.99ドル、「Norton Internet Security for Mac Dual Protection」が89.99ドル。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.symantec.com/about/news/release/article.jsp?prid=20081218_01
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/12/19 12:07
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