霞ヶ浦環境科学センターのサイト改ざん、ウイルス感染の可能性も

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霞ヶ浦環境科学センターのサイト改ざん、ウイルス感染の可能性も

　茨城県霞ヶ浦環境科学センターは6日、同センターのWebページの一部が改ざんされ、ページ閲覧者のPCがウイルスに感染するおそれがあったとして、事態を公表した。

　茨城県霞ヶ浦環境科学センターによると、1月5日午前8時45分に、運営を委託している事業者からサイトの一部が外部から改ざんされたおそれがあるという旨の連絡を受け、詳細の確認を指示するとともに、午前9時45分に改ざんされた箇所の公開を停止。さらに万全を期すため、午後6時45分にサイト全体の公開を停止したという。

　改ざんされたページは同センターの「市民団体データベース、論文データベース、図書検索、水質マップ、自然観察帳」のページ。ウイルス感染を誘発するサイトに自動的にアクセスするよう改ざんされていたという。このページにアクセスした場合、「TSPY_ONLING.HI」「TROJ_AGENT.AGTU」（トレンドマイクロによる名称）に感染する可能性があったとしている。

　ウイルスへの感染の可能性があった期間は、2008年12月13日から2009年1月5日午前9時45分まで。茨城県霞ヶ浦環境科学センターでは、ウイルス対策ソフトやトレンドマイクロが提供しているオンラインスキャンなどによる確認を呼びかけている。

　現時点では、サイトの閲覧者から被害の報告はなく、安全が確保できるまでの間サイトの閲覧は停止するとしている。

関連情報

■URL
　霞ヶ浦環境科学センター
　 http://www.kasumigaura.pref.ibaraki.jp/

（三柳英樹）
2009/01/07 18:28

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