東京都病院経営本部は29日、都立墨東病院の患者情報などを含むデータがWinnyで流出したことを公表した。患者の氏名、年齢、性別、疾患名など271人分をはじめ、職員の氏名、住所、電話番号が64人分、委託職員の会社名と氏名が291人分、その他14人分の氏名とメールアドレスが含まれる。
25日に外部から指摘があり、調査した結果、同病院の看護職員がUSBメモリに保存していた業務資料や、別の事務職員が作成した資料などが流出していることが判明した。2008年7月、この看護職員のUSBメモリ内のデータを修復するため、事務職員が自宅PCで作業を行ったが、その後、Antinnyウイルスに感染。事務職員のPC内から2008年12月30日にデータが流出したという。
墨東病院では、個人情報の職場外への持ち出し禁止などを再度周知徹底するほか、自宅などのPCについてもWinnyなどのファイル交換ソフトの使用を禁止するとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2009/01/20j1t600.htm
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( 永沢 茂 )
2009/01/30 14:39
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