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メタボ指導にユビキタス活用、沖縄で「ユビキタス特区」実証実験


実証トライアルの特徴
 NTT西日本とNTTは3日、総務省のユビキタス特区事業である「アクティブタグを活用したユビキタスヘルスケア」プロジェクトの実証トライアルを、沖縄県座間味村で開始した。実証トライアルの期間は2月3日~3月31日、対象者は沖縄県座間味村の住民約100人。

 総務省のユビキタス特区事業は、国際競争力を強化するための施策として、実験無線局免許の交付などによりユビキタスネットワーク技術を活用した実証・実験を推進するプロジェクト。

 NTT西日本とNTTが実施する今回の実証トライアルでは、日々の血圧や体重などのデータを、アクティブタグを利用して自動的に記録・送信するシステムの検証を行う。メタボリックシンドローム予防の特定保健指導で「積極的支援」とされた対象者には、6カ月間の血圧や体重などのデータを、手書きやPCにより登録作業を行うことが求められており、こうした負担を軽減するシステムとして、有効性を実証する。

 実証トライアルでは、対象者にアクティブタグ付きの歩数計を携帯してもらい、体重計や血圧計のデータも無線通信で歩数計に蓄積。座間味村の役場や公民館、診療所など10カ所に読み取り用のゲートを設置し、対象者がゲートを通過する際にデータをまとめて転送することで、健康データの収集・登録の手続きを簡便化する。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt-west.co.jp/news/0902/090203a.html

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( 三柳英樹 )
2009/02/04 10:56

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