舛添要一厚生労働大臣は6日、閣議後の記者会見で、厚生労働省が同日公布した薬事法施行規則等の一部を改正する省令について言及し、インターネット販売のあり方などに関して議論するための検討会を同大臣の下に設置すると発表した。
省令では、一般医薬品をリスクの高い順に「第1類」「第2類」「第3類」と分類したうち、インターネット販売は「第3類」に限定するとしている。検討会には、薬剤師を含むインターネット販売の賛成派・反対派、国民の代表らが参加。薬局や薬店に出向くことが困難な人への対応策や、インターネット販売において自殺目的で大量購入することを防ぐための販売制限などについて幅広く議論する。
結論を出すスケジュールについて言及は避けたが、省令を見直す可能性の有無については、精力的に議論をした上で「この省令でやはり不備があるというのが大体のコンセンサスになれば、それは変えればいい」とコメント。「なるべく早く議論をしたい。しかし、議論がし尽くされない形での拙速はやめたい」とした。
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■URL
閣議後記者会見概要
http://www.mhlw.go.jp/kaiken/daijin/2009/02/k0206.html
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( 永沢 茂 )
2009/02/09 20:41
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