Kaspersky Labは9日、米国版サイト「usa.kaspersky.com」がSQLインジェクション攻撃を受けたことを明らかにした。
Kaspersky Labでは、この攻撃は成功せず、攻撃者はユーザーデータにアクセスできなかったと説明。また、脆弱性にはすぐに対処するとともに、「www.kaspersky.com」など他のサイトには影響が無かったとしている。
一方、攻撃者側では、攻撃によりKasperskyのユーザーアカウントやアクティベーションコードなど、Kasperskyの顧客データにアクセスすることができたと主張。攻撃に成功したとするスクリーンショットなどを公開している。
Kaspersky Labウイルスアナリストの公式ブログでは、今回の攻撃についての解説をしている。ログファイルの分析からは、SQLインジェクション攻撃のリクエストが見つかり、ルーマニアのISPのIPアドレスから数人の攻撃者により、ツールを用いた攻撃が行われたという。ただし、攻撃者は間違ったデータベースを指定したため攻撃は失敗したとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.kaspersky.com/news?id=207575747
Kaspersky Labsウイルスアナリスト公式ブログの該当記事(英文)
http://www.viruslist.com/en/weblog?weblogid=208187633
( 三柳英樹 )
2009/02/10 15:08
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