Panda Securityは12日、悪意のあるメール(スパムメールやマルウェアに感染したメール)で2008年に最もよく使われた有名人の名前に関する調査結果を発表した。
調査によると、2008年に悪意のあるメールに最も多く使われた有名人の名前は「ブラッド・ピット」で、悪意のあるメール全体の12.57%を占めたという。2位は「トム・クルーズ」(12.14%)で、Panda Securityではこの2人を「“マルウェアアカデミー賞”の同時受賞者だ」と表現している。
3位以下には女性の名前が並んでおり、3位が「ブリトニー・スピアーズ」(12.01%)、4位が「アンジェリーナ・ジョリー」(11.62%)、5位が「リンジー・ローハン」(10.15%)など。
Panda Securityの研究機関「PandaLabs」でテクニカルディレクターを務めるLuis Corrons氏は、「サイバー犯罪者達は、インターネットでユーザーがよく検索したり、フォーラムやソーシャルネットワーク上でしばしば話題になる名前を常に押さえており、スパムを送信する時にそれらの名前を使っている」として、ユーザーに対してこうしたメールを開かないよう注意を呼びかけている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.pandasoftware.jp/scripts/panda/vb_bridge4.dll?VBPROG=user_call&IF=LIST&ID=799097878563&PG=news_detail.xsl&CATNUM=4
■関連記事
・ 企業に届くメールのうち悪意のないものは8.41%、Panda Security(2009/01/30)
( 三柳英樹 )
2009/02/12 19:25
- ページの先頭へ-
|