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Google Hackathonの会場
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グーグルは13日、開発者向けのイベント「Google Hackathon」を開催した。「Hackathon(ハッカーソン)」は「Hack」と「Marathon」を合わせた造語で、あるテーマに興味を持った開発者が集まって、集中的にコーディングを行うイベント。グーグルではこれまでに数回Hackathonを開催しており、今回はカンファレンス「Developer Summit 2009」内の特別企画として実施された。
今回のHackathonは、ソーシャルネットワークアプリケーション向けのAPI「OpenSocial」を使ったアプリケーション開発がテーマ。午前中のプレゼンテーションの後、30人の参加者がグループ分けされ、それぞれのグループごとにOpenSocialを使ったアプリケーションを1日で開発し、最後にプレゼンテーションを行う。
参加者は一般から公募し、今回はJavaScriptのプログラム経験があることなどが参加条件となっている。参加者の多くは企業のソフトウェア開発者などで、各グループでは「コードスニペット(プログラムの断片)のマッチングサービス」「ソーシャルネットワークを利用したロールプレイングゲーム」といったアプリケーションの開発を行っていた。
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グーグルの石原直樹氏
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今回のHackathonを担当したグーグルの石原直樹氏は、Hackathonは参加者にとって「必ず何かしらの成果が出せる、コードに対して意見が出し合える、上級者のコーディングや細かなテクニックを間近で見ることができる」といった楽しさがあると説明。GoogleがHackathonを開催する目的については、「Hackathonは社内でも開催しているが、こうしたデベロッパーカルチャーを広めて、Webの世界を広くしていきたい。また、参加者にGoogleのテクノロジーを体感してもらいたい」と語った。
今後の予定については、2月21日には京都でHackathonを開催するなど、月1回程度のペースでOpenSocialのHackathonを開催したいと説明。また、Androidなどその他のテーマについてもHackathonを開催していきたいとした。
関連情報
■URL
OpenSocial
http://code.google.com/intl/ja/apis/opensocial/
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・ GoogleとMySpace、オープンなソーシャルアプリ開発のためのAPIを公開(2007/11/02)
( 三柳英樹 )
2009/02/13 19:21
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