総務省は16日、2007年度(2007年4月~2008年3月)の音声トラフィックに関するデータを公表した。データは電気通信事業報告規則に基づき、電気通信事業者からの報告をまとめたもの。報告対象事業者は兼業している事業者も含め、固定系関係29社、移動系関係35社、IP電話関係43社、国際電話関係13社。
契約者数については、固定系(加入電話・ISDN)は5123万契約で、対前年度比で7.1%の減少となった。一方、IP電話の利用番号数は1754万件で、対前年度比で21.1%の増加。移動系(携帯電話・PHS)は1億734万契約で、対前年度比で5.5%の増加となった。
固定系の内訳は、加入電話が4478万契約(対前年度比7.0%減)、ISDNが645万契約(同7.8%減)。移動系の内訳は、携帯電話が1億272万契約(同6.2%増)、PHSが641万契約(同7.3%減)。
国内音声サービスの総通信回数は1171億1000万回で、対前年度比2.3%の減少。発信元ごとの通信回数の内訳は、固定系が546億3000万回(対前年度比8.4%減)、IP電話が72億9000万回(同25.7%増)、携帯電話が533億6000万回(同1.4%増)、PHSが18億2000万回(同3.7%減)。固定系からの発信が減少する一方、IP電話からの発信が増加している。
国内音声サービスの総通信時間は42億3700万時間で、対前年度比2.1%の減少。発信元ごとの通信時間は、固定系が18億3500万時間(対前年度比11.0%減)、IP電話が3億5000万時間(同17.8%増)、携帯電話が18億9900万時間(同4.5%増)、PHSが1億5300万時間(同1.5%増)。通信時間でも同様に、固定系が減少し、IP電話が増加している。
国際電話の総通信回数は発着信合計12億9310万回で、対前年度比9.6%減少。一方、国際電話の総通信時間は発着信合計で63億8570万分で、対前年度比6.8%の増加となった。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2009/090216_4.html
( 三柳英樹 )
2009/02/17 11:03
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