米国のインターネット利用世帯の38%が、オンラインDVDレンタルや音楽ダウンロード、ゲームダウンロードなど、何らかの有料エンターテインメントサービスに加入していることが、米NPD Groupの最新調査結果によって明らかになった。
それによると、インターネット利用世帯の18%が、Blockbuster OnlineやNetflixなどのオンラインDVDレンタルサービスに加入していた。また、6%がRhapsodyやeMusicのような有料会員制音楽サービスに、12%が有料衛星ラジオに、12%がXbox Liveなどの有料ゲームサービスに加入していた。
比較のために他の有料サービスの加入状況を見てみると、新聞や雑誌が55%、ケーブルテレビや衛星テレビ、光ファイバテレビなどの有料テレビサービスが80%だった。
こうした傾向が出たことの理由について、NPD Groupのエンターテインメント業界アナリストであるRuss Crupnick氏は「月額わずか数ドルで、消費者は映画や音楽、ゲームの膨大な量のライブラリーを手に入れることができる。特に多くの消費者が倹約のために家で多くの時間を過ごしている時期に、これは実際的な価値となる」と分析している。
その一方で「エンターテインメント企業は、有料会員制サービスがパッケージメディアの販売を浸食し始めるのかどうか、また映画館に行くことなどの自宅外のエンターテインメントへの追加的な減少傾向が見られるのかどうかに注意して観察する必要があるだろう」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.businesswire.com/portal/site/home/permalink/?ndmViewId=news_view&newsId=20090218005377&newsLang=en
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/02/19 11:57
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