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MS、Autorunを正しく無効化するための更新プログラムを公開


 マイクロソフトは25日、Autorun(自動実行)を正しく無効化するために必要な更新プログラム(サポート技術情報967715)を公開した。対象OSはWindows XP SP2/SP3、Windows 2000、Windows Server 2003 SP1/SP2。Windowsの自動更新などを通じて入手できる。

 Autorunを無効にするには「NoDriveTypeAutoRun」のレジストリキーを設定する必要があるが、レジストリキーが想定通りに機能しないという問題が指摘されていた。これを修正するため、同様の更新プログラム(サポート技術情報953252)をすでに提供していたが、手動でインストールする必要があったという。今回、自動更新で配信するための更新プログラムを改めて公開した。

 そのため、すでに以前の更新プログラム(サポート技術情報953252)を適用している場合は、今回の更新プログラム(サポート技術情報967715)を新たに適用する必要はなく、自動更新でも配信されないとしている。

 なお、これらの更新プログラムを適用しても、Autorunが無効になるわけではない。無効にしたい場合には、レジストリ値の変更またはグループポリシーの設定を行う必要がある。

 マイクロソフトでは、自動実行を無効化することにより、CD-ROMデバイス、USBデバイス、共有ネットワークまたは「Autorun.inf」ファイルを利用したファイルシステムが含まれている別のメディアを挿入した場合に、自動実行で任意のコードが実行されるような攻撃を回避するために役立つとしている。


関連情報

URL
  マイクロソフトセキュリティアドバイザリ(967940)
  http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/967940.mspx
  日本のセキュリティチームのブログ
  http://blogs.technet.com/jpsecurity/archive/2009/02/25/3206334.aspx


( 増田 覚 )
2009/02/26 18:31

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