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AVGのWebサイト。「AVG Internet Security Suite」の試用版や無料の「AVG Free」をダウンロード配布している
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無料のウイルス対策ソフトで知られるAVG Technologiesは2日、個人情報の窃盗からユーザーを守るための新ソフト「AVG Identity Protection」を発表した。
AVG Identity Protectionは、ユーザーのPCにあるプログラムの挙動を解析し、個人情報窃盗に繋がりかねない怪しげな行動をとった場合には、直ちにプログラムを停止する。このソフトは、AVG以外のセキュリティベンダーによるソフトとも協調動作できるという。
AVG Identity Protectionの単体ソフトは19.99ドルで販売しているが、総合セキュリティスイートである「AVG Internet Security Suite」にも一機能として統合されている。対応OSはWindows Vista/XP、対応言語は現在は英語のみとなっている。
さらに、AVGの無料セキュリティソフト「AVG Free」も機能向上した。このバージョンでは、「Active Safe-Surf Realtime Protection」機能が搭載された。
最近のWeb攻撃は一瞬のうちに広まり、被害を拡大させるため、リアルタイム保護はユーザーを守るために不可欠だ。Active Safe-Surfは、一般的によく見かけられるインターネット上を定期的にスキャンした過去のデータには依存せず、個々のWebページをリアルタイムに解析することによって、ユーザーがリンクをクリックする前に脅威から保護できると主張している。
なお、AVG Freeには、今回発表されたIdentity Protectionは含まれていない。AVG Freeは、ホームユーザーかあるいは非商用用途にのみ無料で利用できる。対応OSはWindows Vista/XP/2000、対応言語は英語、日本語、フランス語、ドイツ語など9言語。
関連情報
■URL
AVG Technologies
http://www.avg.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.avg.com/press-releases-news.ndi-222803
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・ 無料で使えるセキュリティソフト「AVG Anti-Virus Free Edition 8」(2008/04/25)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/03/03 12:22
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