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「Opera 9.64」公開、脆弱性を修正し、セキュリティ強化


Opera 9.64
 ノルウェーのOpera Softwareは3日、Webブラウザの最新バージョン「Opera 9.64」を公開した。Windows版、Mac OS版、Linux版などがあり、同社サイトからダウンロードできる。

 このバージョンでは、いくつかの重要な脆弱性が修正されているだけでなく、安定性も向上。Opera Presto 2.1.1ユーザエージェントエンジンを搭載しているため、すべてのユーザーに対してアップグレードすることを推奨している。

 修正された脆弱性は主に3つ。特殊なJPEG画像によって任意のコードを実行させることができる脆弱性、プラグインがクロスドメインスクリプティングを実行できてしまう脆弱性のほか、現時点では公開されていないが比較的重大な脆弱性が修正されているとされる。

 さらにWindows版では、Windowsプラットフォーム独自のセキュリティ機能が搭載された。まず、Windows XP SP2以降とWindows Server 2003 SP1に搭載されたDEP(データ実行防止)機能や、Windows Vistaに搭載されたASLR(アドレス空間レイアウト無作為化)機能に対応したことが挙げられる。

 また、デジタル証明書の取り扱いをより厳密に行うために複数の問題を修正・改良している。


関連情報

URL
  ダウンロードサイト
  http://jp.opera.com/download/
  「Opera 9.64」Windows版の変更点
  http://jp.opera.com/docs/changelogs/windows/964/
  「Opera 9.64」Mac OS版の変更点
  http://jp.opera.com/docs/changelogs/mac/964/
  「Opera 9.64」Linux版の変更点
  http://jp.opera.com/docs/changelogs/linux/964/

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/03/04 12:35

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