NTTレゾナントと三菱総合研究所が共同で提供する「gooリサーチ」は11日、位置情報サービスの利用意向に関する調査結果を公表した。
調査は2008年12月26日から27日まで、「gooリサーチ」の登録モニターに対して行われた。有効回答数は2077人(男性1065人、女性1012人)。
位置情報サービスのうち利用割合が高かったサービスは、「宅配便追跡」(27.8%)、「天気予報」(24.6%)、「周辺店舗検索」(21.7%)、「目的地ナビ」(20.0%)、「クーポン配信」(14.6%)など。案内系サービスや広告・紹介サービスの利用割合が高く、これらのサービスについては「今後利用したい」という回答の割合も40%前後に上っている。
一方、「友人検索」(0.9%)や「ゲーム」(1.3%)などの娯楽系サービスや、「行動記録」(1.3%)や「子供見守り」(2.8%)などの安全・安心系サービスの利用割合は低い。ただし、安全・安心系のサービスについては、「今後利用したい」とする割合が「子供見守り」では56.3%、「緊急通報」では68.8%に上るなど、将来的な利用意向は高い。
位置情報サービスに対するユーザーの意識について、「目的地へのナビゲーションサービス」について質問した結果は、「有料でも利用したい」が10.8%、「無料ならば利用したい」が72.7%、「無料でも利用したくない」が16.5%となった。また、「無料ならば利用したい」という回答のうち、「位置情報の提供は最低限にとどめたい」とする回答が約半数(全体の36.3%)を占めている。
送信する位置情報の精度(特定できる場所の範囲や送信頻度)については、男性よりも女性の方が詳細な情報の送信に抵抗感があるという回答が多い。位置の精度については、「『○○の店にいる』が分かる精度」でも構わないとする回答の割合が、男性が12.8%であるのに対して女性は5.7%にとどまる。また、「どのような精度でも抵抗がある」という回答は、男性の33.6%に対して女性は40.7%となっている。
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ニュースリリース
http://help.goo.ne.jp/info/detail/1287/
( 三柳英樹 )
2009/03/11 19:37
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