|
「Opera Turbo」のテスト版
|
Opera Softwareは13日、データ圧縮によりWebブラウジングを高速化する技法を取り入れた「Opera Turbo」のテスト版を、実験サイト「Opera Labs」で公開した。
Opera Turboは、サーバー側でデータの圧縮を行うことで、低速な回線でも快適にWebブラウジングが行える仕組み。企業向けのサービスとして2月12日に発表されており、通信キャリアや機器メーカーなどがブラウジングの高速化に利用できるとしている。
今回リリースされたテスト版は、Operaのサーバーを経由して、Webページや画像などのトラフィックを圧縮するもの。現時点では、Windows版、Mac OS X版、Linux版が公開されている。通常版のOperaと同様に利用でき、ウィンドウの左下には平均圧縮率が表示される。
ページは通常版のOperaと同様に表示されるが、画像は圧縮によりかなり劣化する。AjaxやFlashなどはそのままサポートされるが、一部のプラグインについてはユーザーのクリック後に表示されるようになっている。また、プライバシー保護のため、SSLを利用しているサイトなどは、Operaのサーバーを介さず直接通信が行われる。
Opera Labsの公式ブログでは、Opera Turboの効果を確認するためには、100kbps程度の通信回線でテストしてほしいと説明。また、テストによりユーザーのフィードバックを得て、将来的にはこの技術がOperaのデスクトップ版に搭載される予定だとしている。
関連情報
■URL
Opera Labsのダウンロードページ(英文)
http://labs.opera.com/downloads/
Opera Labsブログの該当記事(英文)
http://labs.opera.com/news/2009/03/13/
( 三柳英樹 )
2009/03/17 19:33
- ページの先頭へ-
|