|
M2M分野でのIIJグループサービス提供イメージ
|
インターネットイニシアティブ(IIJ)は19日、機械が相互に通信し合う通信形態「M2M(machine to machine)」分野に本格参入し、M2M通信モジュールへ「IIJモバイル」の提供を開始すると発表した。
「IIJモバイル」では、IIJがNTTドコモおよびイー・モバイルから通信網を借り受け、MVNOとして提供する3.5Gの高速モバイルデータ通信サービスを行っている。今回、M2Mの通信モジュールに対して、7.2Mbpsの通信環境を提供する。
また、インターネットを利用しながら閉域ネットワークを構成する「IIJダイレクトアクセス」などのIIJ独自のセキュリティ機能を組み合わせて提供。これにより、デジタルサイネージなどの拡大が進むM2M市場において、「高速でセキュリティレベルの高いM2Mシステムやサービスの提供が低コストで可能」としている。
機器に組み込めるM2M通信モジュールは順次拡大予定で、第1弾としてIIJモバイルサービス/タイプDに対応した韓国AnyDATA.net inc.製のDTM-620WKを推奨端末とする。
IIJグループでは、M2M機器の制御を担うシステムの構築と運用アウトソーシングサービスをIIJデータセンターにて提供している。今後、センター側システムからモバイル通信ネットワークまでを、ワンストップで提供する体制を整えるという。
なお、データセンター側システム、IIJモバイル、AnyDATA.net inc.のDTM-620WKを組み合わせたトータルなシステムは、すでに、IIJグループでポイント管理サービス事業を展開しているタイヘイコンピュータ株式会社のポイントサービスや、デジタルサイネージによる販売促進ソリューション「POCKETTA(ポケッタ)」で提供を開始している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2009/0319.html
■関連記事
・ IIJ、IIJmioとhi-hoでイー・モバイル採用のデータ通信サービス(2008/12/01)
( 野津 誠 )
2009/03/19 12:47
- ページの先頭へ-
|