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音楽配信サイト「mF247」がリニューアル、ひろゆき氏が「管理人」に


リニューアルした音楽配信サイト「mF247 Episode2」
 株式会社247Musicは25日、音楽配信サイト「mF247」をリニューアルし、新たに「mF247 Episode2」としてサービスを開始した。新サービスではニワンゴと業務提携し、「ニコニコ動画」に公式チャンネル「mF247チャンネル」を開設した。

 mF247は、ソニー・ミュージック・エンタテインメント(SME)元社長の丸山茂雄氏が2005年12月に開始した音楽配信サイト。新人アーティストの発掘などを目的として、オンライン登録により審査に合格したアーティストが楽曲を配信できるサービスを運営してきたが、2008年8月にサービスの休止を発表。247Musicでは、mF247の事業譲渡の優先交渉権を「Yahoo!オークション」に出品し、ニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆき)氏が落札していた。

 以前のmF247では、アーティストは登録料として1万円を払う必要があったが、リニューアル後は無料で利用できる(審査は従来と同様に行われる)。また、楽曲(MP3)の無料ダウンロード配信に加えて、新たに楽曲の動画ストリーミング配信を開始。アーティストが「mF247 Episode2」に登録して楽曲審査を通過すると、「mF247 Episode2」での公開と同時に、ニコニコ動画内の「mF247チャンネル」でも視聴やコメントの書き込みが可能な動画として公開される。

 「mF247チャンネル」には、「mF247 Episode2」での楽曲のダウンロードページへのリンクが設置されており、動画を視聴したユーザーは気に入った楽曲のダウンロードが可能。また、アーティストは公開した楽曲のダウンロードの開始、一時停止、再開、終了などを専用ページから管理できる。


「新しいmF247は月額1万円のサーバー2台で運営」

(左から)丸山茂雄氏、西村博之氏、杉本誠司氏、木野瀬友人氏
 25日にはサービスリニューアルについての発表会が行われ、丸山氏とひろゆき氏、ニワンゴ代表取締役社長の杉本誠司氏、システム構築を担当したニワンゴ取締役でエクストーン取締役CTOの木野瀬友人氏が出席。発表会の模様はニコニコ動画の「ニコニコ生放送」でも中継された。

 サービスを無料化した理由についてひろゆき氏は、「従来のmF247は運営コストが高かったが、ニコニコ動画を運営してきたノウハウなどもあり、新しいmF247は月額1万円のサーバー2台で運営している」と説明。以前はアーティストから登録料をもらっていたこともあって高価なシステムで運営していたが、サービスを無料化することで低コストで運営できると判断したという。

 発表会では、ひろゆき氏がmF247の「管理人」となることも発表された。mF247を立ち上げた丸山氏は、「アーティストの審査はやっていくが、サイトをどうしていくかはお任せする。言いたくはないが、Episode1は失敗したということ。オヤジは口を出さない方がいい」とコメントした。


関連情報

URL
  mF247 Episode2
  http://mf247.jp/
  mF247チャンネル
  http://ch.nicovideo.jp/channel/ch247

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( 三柳英樹 )
2009/03/25 21:14

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