デジタルアーツは3日、同社の家庭向けフィルタリングソフト「i-フィルター」が、レノボ・ジャパンのPCに標準搭載されると発表した。インストール後30日間は無料で利用可能。継続して利用する場合は、初年度の利用料が4200円、次年度以降は年間3600円。
4月1日に施行された「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」(青少年ネット規制法)では、PCやネット家電、ゲーム機など、インターネット接続機能を持つ機器のメーカーに対して、フィルタリングの利用を容易にする措置を義務付けている。
ルータやLANカードなど機器にWebブラウザが組み込まれていないもの、カーナビなど機器の使用が18歳以上の者に監視されると認められるもの、専ら事業のために使用されると認められるもの、前年度の出荷台数が1万台未満の機種など、同法の施行令で定められた場合を除き、4月以降に出荷される新機種には、フィルタリングソフトの試用版をプリインストールすることなどが求められる。
今回、「i-フィルター」が搭載されることが決まったのは、ノートPC「ThinkPad」シリーズ、ネットブック「IdeaPad」シリーズ、デスクトップPC「ThinkCentre」シリーズの全機種。4月以降発売される製品に順次搭載される。
デジタルアーツではすでにNEC、富士通、ソニー、東芝、シャープ、日立、エプソンダイレクト、オンキヨー、パナソニック、ASUSのPCに「i-フィルター」の標準搭載を行っている。今回のレノボ製PCへの搭載により、「i-フィルター」搭載PCを販売するメーカーは11社になるとしている。
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ニュースリリース
http://www.daj.jp/company/release/2009/r040301.htm
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( 永沢 茂 )
2009/04/07 15:04
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