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花粉症患者は太平洋岸の大都市に集中、マップインフォ調べ


花粉症患者の地理的分布状況
 ピツニーボウズ・マップインフォ・ジャパン株式会社は16日、花粉症患者の地理的分布状況を公表した。「Yahoo!リサーチ・モニター」の34万517人のうち、過去1年間で花粉症の症状があると回答した人の情報を、マップインフォのロケーションインテリジェンス(位置情報)技術を応用して地理的分布を割り出した。

 その結果、花粉症患者の割合は、北海道では10%程度、九州では20%のエリアが多かった。一方、関東から東海の本州中央部は30%を超えるエリアが目立ち、特に太平洋岸の大都市近郊に花粉症患者が多数見られたという。関西については、関東と比べると花粉症患者が少なかったとしている。

 これらの結果の要因についてマップインフォでは、スギ花粉の供給域である本州中央部の森林地帯と、この季節に特有の北西方向からの卓越風との位置関係が連想できると説明。なお、町丁目単位で関東を見てみると、都心部よりも郊外の田園地帯で花粉症患者が多かったとしている。

 マップインフォは位置情報技術を基礎とした企業情報の分析ソフトやソリューションを企業向けに販売している。今後は、花粉症患者以外の「Yahoo!リサーチ・モニター」のパネルを活用して、金融や消費財などのジャンルでも地理的傾向を示すデータを作成し、製品化に向けた検討を継続するとしている。


関連情報

URL
  ピツニーボウズ・マップインフォ・ジャパン
  http://www.mapinfo.jp/location/integration

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( 増田 覚 )
2009/04/17 11:06

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