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フォードの検索結果から悪意のあるWebサイトへ誘導、Pandaが報告


偽セキュリティソフトの検出推移
 Panda Securityは17日、自動車メーカーのフォードをWeb検索した結果に悪意のあるサイトを表示し、ユーザーに偽セキュリティソフトをダウンロードさせる攻撃を確認したと発表した。Pandaでは120万件の検索結果ページで同様の手口を発見している。

 今回の手口では、ユーザーがフォードについての情報をWeb検索し、その検索結果ページから悪意のあるサイトへアクセスした場合、動画プレーヤーを埋め込んだページが表示される。動画を見ようとすると、別のプログラムをダウンロードするように求められる。このブログラムが偽のセキュリティソフトだ。Pandaは、「MSAntiSpyware2009」「Anti-Virus-1」という2種類の偽セキュリティソフトを確認している。

 ユーザーが偽セキュリティソフトをインストールしてしまい、ウイルススキャンを実行すると、マルウエアを検出したと見せかけ、マルウエアを削除するには偽セキュリティソフトの有償版を購入するように勧められる。購入しないと偽セキュリティソフトは、PCの適切な動作を妨げ、ユーザーがソフトを購入するように試みる。

 Pandaは、「偽セキュリティソフトは2008年を通して著しく増加した」という。偽セキュリティソフトの亜種の数は、2008年の第1四半期と2009年の同時期と比較して100倍に増加。「事実上、2009年の初めの3カ月において、2008年全体よりも20%増の11万1086種もの偽セキュリティソフトの新種を検出した」としている。


関連情報

URL
  Panda Security
  http://www.pandasoftware.jp/

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( 野津 誠 )
2009/04/17 20:43

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