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景気悪化でADSLが予想以上の契約数、イー・アクセスが業績予想修正


 イー・アクセスは21日、2008年度通期(2008年4月~2009年3月)の連結業績予想および単独業績予想の修正を発表した。連結・単独業績予想とも、売上高については下方修正、営業利益・経常利益については上方修正となっている。

 連結業績予想では、ADSLなどのネットワーク事業については売上高が増加、イー・モバイル端末などのデバイス事業では売上高減少を見込んでおり、全体では売上高を当初予想の950億円から940億円に下方修正している。

 ネットワーク事業については、景気の悪化から消費者の節約志向が高まった結果、月額料金の安いADSLが見直され、ADSLの契約者が予想を上回る見込みとなったと説明。一方、デバイス事業では、イー・モバイルの契約が音声端末に比べて単価の安いデータカードを中心とした増加となったため、減収予想になったとしている。

 利益面では、ADSLの売上増に加えて、アッカ・ネットワークスとの統合効果によるコスト削減効果などにより、営業利益は当初予想の138億円から165億円に上方修正。また、経常損失についても当初予想の50億円の赤字から25億円の赤字へと、赤字幅を縮小した予想となった。当期純損失については当初予想の98億円の赤字から変更はない。

 単独業績予想についても同様に、売上高は当初予想の800億円から788億円への下方修正となったが、営業利益は128億円から140億円に、経常利益は110億円から125億円に、当期純利益は66億円から68億円へのいずれも上方修正となっている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.eaccess.net/press_img/7300_pdf.pdf
  イー・アクセス
  http://www.eaccess.net/


( 三柳英樹 )
2009/04/21 19:48

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