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「アイ.ハコブ」プロジェクトに協賛する企業の代表者が出席した
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プロジェクト概要
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ウィンドウズ デジタル ライフスタイル コンソーシアム(WDLC)は23日、PCや周辺機器、オンラインサービスの利用を推進するキャンペーン第3弾として、PCと携帯電話を組み合わせたライフスタイルを提案する「アイ.ハコブ」プロジェクトを発表した。
WDLCは、PCメーカーや周辺機器メーカーに加え、放送事業者やコンテンツプロバイダー、量販店など、89社が参加するコンソーシアム。業界の異なる各社が協力して、PCの利用シーンや購入需要の拡大を目指して活動している。WDLC会長は、マイクロソフト代表執行役副社長で、コンシューマー&オンライン事業部を担当する堂山昌司氏が務める。
4月23日から9月30日に実施する「アイ.ハコブ」プロジェクトは、映画「おくりびと」の脚本を手がけた小山薫堂氏が企画・監修を担当。20歳から34歳の女性(F1層)のうち、携帯電話の利用がメインで、個人でPCを所有していない層をメインターゲットに、PCと携帯電話を組み合わせた活用方法を提案する。
Webサイトや雑誌、店頭などを通じて行う主な活用提案は、「オンラインを利用した写真共有」と「おサイフケータイを使ったPCでの安心ネット決済」の2種類。「オンラインを利用した写真共有」では、携帯電話で撮影した写真を、WDLC加盟各社が運営する写真共有サービスやオンラインストレージサービスに投稿することで、家族や友人との思い出の共有が簡単にできることを紹介。また、デジタルフォトフレームを利用した遠隔地からの写真の閲覧、ペンタブレットを使った写真加工など、PC周辺機器の活用も促進する。
「おサイフケータイを使ったPCでの安心ネット決済」では、Felica対応のPCと携帯電話を組み合わせて、電子マネーによる各種サービスの決済方法を紹介する。WDLCでは、クレジットカード決済と比べて、Felica決済は個人情報の漏洩リスクが少ないとしており、安全性も協調する。
4月23日に開設したプロジェクトサイトでは、小山氏と協賛アーティストの秦基博氏による写真にメッセージを添えた「フォトレター」企画を実施。また、「アイをハコびたい」をテーマに募集したエピソードを小山氏監修のもとショートフィルム化して配信する企画や、ユーザーからの投稿写真と秦氏の楽曲を組み合わせたビデオクリップ企画も実施する。
また、「an an」や「@cosme」、「Woman.excite」「Ozmall」など女性に人気のある雑誌やメディアとも協力。「アイ.ハコブ」プロジェクトに連動するPCの活用提案を行っていく。このほか、本プロジェクトに協賛する37社が個別のキャンペーンも展開する予定だ。
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キャンペーンで実施する活用提案
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F1層をメインターゲットに、クチコミによる波及も期待する
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協賛企業一覧
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WDLC会長を務めるマイクロソフトの堂山副社長
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WDLC事務局長を務めるマイクロソフトの笠原健司氏は、今回のプロジェクトを通じて「30万人のPC購入意向者を喚起したい」とコメント。WDLC会長の堂山氏は「こうしたキャンペーンを継続していくことが重要」と語り、「現在500万台規模のコンシューマPC市場を、2011年に1000万台規模に拡大できるよう活動していきたい」と述べた。
WDLCでは、2009年から2011年の期間で3カ年計画を進める考えで、2009年に関しては「アイ.ハコブ」プロジェクトのような携帯電話との活用シーンを提案する。残り2年は、2011年7月の地上デジタル放送の完全移行を見据えて、PCとテレビの連携を提案する考えという。ただし、具体的な施策は今後詳細を決定するとした。
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Ozmallでのプロモーション例
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ワコムはペンダブレットを使った写真加工の楽しさを訴求する
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22日にマイクロソフトが発表した「Windows Live FrameIt」に対応するバッファローのデジタルフォトフレームも展示された
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3679
アイ.ハコブ
http://love.wdlc.jp/
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・ 異業種連携の「PC de TV」キャンペーン、WDLCが展開(2008/04/11)
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( 村松健至 )
2009/04/23 20:38
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