情報処理推進機構(IPA)が、ゴールデンウィーク前にセキュリティ対策の確認を呼びかけている。休暇前や休暇中は外部記憶メディアを使う機会も多くなるとし、USBメモリ経由のウイルス感染に注意することなどを説明している。
個人ユーザーに対しては、OSやアプリケーションのアップデート、およびセキュリティ対策ソフトの定義ファイル更新といった基本事項をはじめ、ワンクリック不正請求に遭わないための注意点を解説している。
入会登録画面や請求書画面などに表示されている「IPアドレス」や「利用しているプロバイダ名」などの情報からは、個人を特定することはできないので、無視すること。入会登録画面や請求書画面などに、「問い合わせ先」が記入されていても、絶対に問い合わせないことを対策事項として挙げている。
また、USBメモリなどの外部記憶メディアを介したウイルス感染が増加していることから、USBメモリを使用する上での注意点を紹介。「自身が管理していないUSBメモリや所有者の不明なUSBメモリは、自身のPCには接続しないこと」「自身が管理していないPCや不特定多数が利用するPCには、自身のUSBメモリを接続しないこと」「個人所有のUSBメモリを会社のPCに接続しない、また、会社所有のUSBメモリを自宅のPCに接続に接続しないこと」を挙げている。
このほか、企業向けには、システム管理者に対して、休暇に入る前に、「ファイアウォールや侵入検知システムの設定」「該当する修正プログラムの適用」「データのバックアップ」など、日常の基本的なセキュリティ対策内容を再確認するよう解説している。加えて、「不測の事態が発生したときの緊急連絡体制の整備」「サーバーの不必要なサービスの停止」「休暇中に使用しないサーバーやPCの電源を切る」「休暇前に業務用のPCやデータを組織外に持ち出す場合の管理を明確にしておく」ことを挙げている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert20090423.html
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( 野津 誠 )
2009/04/24 11:19
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