ヤフーは4日、開発者向けにYahoo! JAPANのサービスやデータベースへのアクセスを無料で公開するサービス「Yahoo!デベロッパーネットワーク」において、テキストから特徴的な表現(キーフレーズ)を抽出する「キーフレーズ抽出Web API」を公開した。
「キーフレーズ抽出Web API」は日本語のテキストを解析し、文章中からキーフレーズを抽出して回答するWeb API。テキストをパラメーターとして含むリクエストURLにアクセスすると、抽出されたキーフレーズと各キーフレーズの重要度を示す数値のリストが回答として返ってくる。
例えば、「東京ミッドタウンから国立新美術館まで歩いて5分で着きます」という文章からは、「東京ミッドタウン(重要度100)」「国立新美術館(重要度54)」「5分(重要度9)」といった解析結果が得られる。これにより、ニュースなどのテキストからメインテーマと考えられるフレーズを抜き出したり、キーフレーズを組み合わせた類似文検索といった用途が考えられるとしている。
ヤフーでは、Yahoo!デベロッパーネットワークにおいて「形態素解析Web API」「校正支援Web API」などのテキスト解析Web APIを提供しており、引き続き開発者向けにAPIの公開を積極的に行っていくとしている。
関連情報
■URL
Yahoo!デベロッパーネットワーク
http://developer.yahoo.co.jp/
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( 三柳英樹 )
2009/06/04 12:31
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