ソーシャルニュースサイトの米Diggは3日、広告表示にも投票原理を導入した新広告プラットフォーム「Digg Ads」を発表した。
Diggは、英語圏で人気のある最大手のソーシャルニュースサイトで、面白いニュースに投票したり、面白くないニュースは投票で引き下げることができる。これによって、人気ニュースが上位に表示される仕組みだ。
Diggはこの原理を広告にも導入した。「Digg Ads」では、明確にスポンサー広告であると表示される一方、ユーザーは好みの広告に投票できる。投票が集まれば集まるほど、広告主が支払う金額は減るが、広告の露出は増える。その結果、ユーザーにとって役に立ち、好みに合う広告がより多く表示されることになる。逆にユーザーにとって役に立たない広告は投票で引き下げられ、広告費用は増大し、結果として表示されなくなっていく仕組みだ。
Diggでは数カ月間をかけて「Digg Ads」のベータ版を公開する計画だ。このベータテストには、Electronic ArtsやIntelなどのパートナー企業が協力する。
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■URL
Digg公式ブログの該当記事(英文)
http://blog.digg.com/?p=808
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・ Diggが2870万ドルの資金調達、多言語化と世界進出を計画(2008/09/25)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/06/05 14:20
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