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画像からいきなりOffice文書が作れるスキャナーアプリ「Office Lens」
2017年10月18日 06:00
アプリ名 | Office Lens |
提供元 | Microsoft |
登録 | 不要(Officeアプリへの出力はOneDriveへのサインインが必要) |
URL | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microsoft.office.officelens(Google Play) |
https://itunes.apple.com/jp/app/office-lens/id975925059(App Store) | |
https://www.microsoft.com/ja-jp/store/p/office-lens/9wzdncrfj3t8(Windowsストア) |
スマートフォン向けのスキャナーアプリはたくさんありますが、「Word」「Excel」「PowerPoint」といったOfficeスイートのアプリを頻繁に使う方や、取り込んだデータを文書内ですぐ活用したい方にお勧めなのが「Office Lens」です。
台形補正機能が強力、Office文書にすぐ変換、テキスト化して検索や読み上げも
Office Lensは、書類、名刺、レシート、黒板、ホワイトボードなどが簡単に取り込めるシンプルかつ強力な台形補正機能を持つスキャナーアプリです。Android/iOSと、Windows 10/10 Mobile/Phone 8.1/8向けに提供されています。
アプリには、「名刺」「写真」「ドキュメント」「ホワイトボード」の4つのモードがあります。「名刺」「ドキュメント」「ホワイトボード」のいずれも、エッジの検出スピードは速く、かなり斜めから撮った画像を真っ直ぐに台形補正する機能などが強力です。色調は選んだモードに応じて最適化されるため、特に補正機能はありません。かなり自然で無理のない補正なので、気にせず進めてしまっていいでしょう。万が一、輪郭の検出がおかしくても、後から手動で変更できるので安心。ただ、角が拡大表示されないので、手の大きな方は微調整で手間取る可能性はありそうです。
ちなみに、「写真」のモードで紙焼きの写真を取り込んでも、エッジは検出されません。古い写真をきれいに取り込むためのモードではないので、ご注意ください。撮影した写真からすぐにテキストデータを抽出する目的で使用する、と考えるといいでしょう。
画像の取り込みを完了すると、エクスポート先として、OneNote、OneDrive、Word、PowerPoint、Outlook、PDF、メール、フォトライブラリ(ギャラリー)などが選べます。特にドキュメント形式を選択すると、自動的にOneDriveの専用フォルダーに保存されます(ただし、初回に限りMicrosoftアカウントでのサインインを求められます)。名刺のデータはOneNoteの連絡先として保存されます。
保存されたドキュメントには、画像のほかにOCR機能でテキスト化された文字列が付加され、そのままハイライトを付けたり、追記、削除、コピー&ペーストといった編集や、文字の検索ができるようになります。
また、iOS版では、画像をテキスト化して音声で読み上げる「イマーシブリーダー」の機能も使えます。イマーシブリーダーでは、テキストが読みやすく成形され、そこからさらに簡単にテキストをコピーできるところも魅力。画像からテキストを抽出する目的にも使えそうです。
取り込み対象の画像によっては、エクスポート直後のドキュメントは、あまり見栄えのいいものにはなりません。しかし、そのままOfficeアプリで編集できますし、もちろんOneDriveを経由してPCにも読み込めるので、資料からのドキュメント作成がスムーズになることは間違いありません。
また、ギャラリーから、撮影済みの画像を選択し、そこから取り込むこともできるので、急いでいるときはとりあえず撮影しておき、移動中などの空いた時間に作業をしてもいいでしょう。