iNTERNET magazine Reboot

ニュースキュレーション

なんと平均約85%の効率化?!自治体のRPA実証実験で驚愕の結果が

 RPA(Robotic Process Automation)はさまざまな組織において取り組まれていることが報じられているが、ここのところ地方自治体での実証実験の成果が発表されている点に注目した。

 とりわけ、横浜市では平均で約85%という圧倒的な作業時間の削減率が得られたという詳細な報告書を発表した。どんな職場でも、ちょっとしたコンピューターの知識があって、端末上でのプログラムの実行が許可されているようなコンピューター環境でなら、マクロを書いたりして済ませるようなことでも、さまざまな理由からそれができなければ、こういった非効率な作業が地層のように堆積するのかなとも想像できるわけだが、長年、こうした作業を黙々とやり続けざるをえなかった職員の方々にとっては相当なストレスもあったに違いない。もちろん、疑って掛かるような見方をするなら、ソリューションベンダーの格好の宣伝材料になったという側面もありそうだが…。

 いずれにしても、適切なところに適切なソリューションが導入されることが必要なのはいうまでもないことだが、将来的に発生する新たな手作業を効率化する、あるいは効率化できると着想する能力はどんな職場でも現場担当者の知見として高める必要があるだろう。

ニュースソース

  • 横浜市がRPAの有効性を検証、導入した業務で平均84.9%、最大99.1%の作業時間を削減[IT Leaders
  • 熊本県天草市とジャパンシステム、RPA適用実証実験を実施[ZDnet Japan
  • 長野県、RPAとAIでバックオフィス業務を効率化 作業時間削減やミス低減で行政事務の品質向上――富士通と共同実証[ITmedia
  • NTTドコモ、農業界向け働き方改革ソリューションパッケージを提供[ZDnet Japan
  • 「現場主導のRPAはスケールしない」 大企業が抱える悩み、突破口は専門組織[ITmedia
  • 「人材開発」が発祥!? ソフトバンクのRPAはこうして生まれた[ITmedia
  • RPAの事例とツールをガートナーが比較・分析、「導入と運用の勘所」とは[ビジネス+IT

そのほかの分野の重要ニュース

「iNTERNET magazine Reboot」コーナーについて

「iNTERNET magazine Reboot」は、ネットニュースの分析や独自取材を通して、デジタルテクノロジーによるビジネス変化を捉えるインプレスR&D編集のコーナーです。産業・教育・地域など、あらゆる社会の現場に、Reboot(再始動)を起こす視点を提供します。