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「CSSで縦書き」の普及を促進する「たてよこWebアワード」の受賞作発表、和風な「縦書きWebサイト」を表彰

 「縦書きのWebサイト」を表彰する「たてよこWebアワード」(主催:縦書きWeb普及委員会)の結果が4月20日に発表、受賞作などが公開された。同日、表彰式も東京・三田の慶応義塾大学で開催。審査員長を務めた慶応義塾大学教授の中村修氏から総評などが解説された。

書字方向の概略図(縦書きWeb普及委員会より
審査員長を務めた慶応義塾大学教授の中村修氏
受賞作を制作した受賞者の面々

 同アワードは、CSSで標準化が進められている仕様「CSS3 Writing Modes」を活用するWebサイトを表彰するもの。この仕様は、縦書きなどをCSSベースで実現するもので、文字や行の進行方向、さらには文字の向きも設定可能。CSSで文字や行の進行方向を変えられるため、例えば「CSSを切り替えることで、同じ文書を横書きにも縦書きにも表示することができる」とされている。主要なWebブラウザにはドラフト段階の仕様が実装されており、(細かい見え方の違いが出る可能性はあるものの)問題なく表示・利用が行えるという。

 ちなみに「縦書きのWebサイト」はこれまでにもあるが、それらを作るためには、画像を使ったり、「結果として縦書きに見える」ようなトリッキーな文字配置をするしかなく、表現の幅や活用方法に限界があった。

 同アワードのコンセプトは「個人作品から商用サイトまで、縦書きと横書きが効果的に使用され、これからのウェブスタンダードの指標となる優れた表現・技術・アイデアを法人・個人にかかわらず表彰する」というもので、受賞作もそうした点で選定されたとのこと。

 最優秀賞は、記事冒頭で紹介した“鈴乃屋オリジナルコレクション「衣のいのち」”。それ以外の受賞Webサイトは以下の通り。

 公式Webサイトでは、そのほかの応募作も紹介されている。

優秀賞川柳コンテスト

https://www.com-contest.jp/cv/senkei/

優秀賞Gallery 満つ美

http://www.gallerymitsumi.jp/

優秀賞ポートフォリオ

https://emdesigns.me/

優秀賞つれもうていこらよ十津川村

http://www.eonet.ne.jp/~totsukawa/index.html

(5/12追記) この作品は、受賞後、応募規約に該当しないことが判明したため、応募無効になったとのこと

特別賞小説BOC|中央公論新社 130周年記念文芸誌

http://www.boc-chuko.jp/backnumber/2016/0411/

特別賞iroha caruta KOTOWAZA BOOK

http://wwc.webcrow.jp/

インターネット・アカデミー賞2016年度角川全国俳句短歌 大賞結果発表ページ

http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/contest/haiku575/

FONT PLUS賞廣榮堂採用サイト

http://recruit.koeido.co.jp/