「ESET」新バージョン、モニター版を無償公開～Windows用の総合セキュリティソフト

　キヤノンITソリューションズ株式会社は26日、Windows用総合セキュリティソフトの新バージョン「ESET Internet Security V11.0」について、モニター版プログラムの無償提供を開始し、評価レポート／バグ報告を募集すると発表した。同社ウェブサイトより申し込み後、ダウンロードURLが案内される。モニター版プログラムの提供は11月23日まで、評価レポートの受付期間は11月30日まで。Windows 10/8.1/8/7/Vistaに対応する。

　ESET Internet Securityは、ウイルス／スパイウェア対策、不正侵入対策、ランサムウェア対策、ウェブカメラアクセス制御などのプライバシー保護機能を備えたソフト。スロバキアで創設されたESET社が開発している。

　新バージョンでは、PCで実行中のプログラムのふるまい（動作）を監視し、その挙動に問題が見つかった場合にユーザーへ通知する新機能「ふるまい監視」を搭載した。HIPS（Host-Based Intrusion Prevention System：ホスト型侵入防止システム）モジュールを拡張。実行中のプログラムのふるまいをより厳密に監視し、悪意のある行為をより高度に検知できるようになったとしている。

　また、プライバシー保護機能の一部である「ホームネットワーク保護（接続されたホームモニター）」を強化。ホームネットワークに接続されている機器の一覧取得やWi-Fiルーターへのスキャンといった従来の機能に加え、ホームネットワークに接続されているWi-Fiルーター以外の機器を検査し、脆弱性の有無をチェックできるようにした。

　キヤノンITソリューションズでは、モニター版プログラムを利用し、11月16日までに評価レポート／バグ報告を提出したユーザーの中から抽選で100名に「ESET ファミリー セキュリティ」の1年間使用権をプレゼントする。