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Macにも確定申告の電子申告機能を提供開始、e-Taxソフトに代わってfreee上からオンライン提出が可能

 「クラウド会計ソフト freee」を提供するfreee株式会社は、確定申告の電子申告機能をMacにも対応したと発表した。会計ソフトとして日本初だという。

 従来、freeeをMacで利用しているユーザーが電子申告を行うには、「e-Tax(国税電子申告・納税システム)」専用のフォーマットの確定申告書類ファイルをfreeeから出力した上で、国税庁が提供するe-Tax専用ソフトを使って送信する必要があった。

 今回、「クラウド申告 freee」による確定申告書類の電子申告機能をMac向けに提供開始したことで、別途e-Taxソフトを用意することなく、確定申告書類の作成からオンライン提出までをfreeeのサービス上で完結できるようになった。Windows向けには2017年2月に提供を開始していた機能が、Macにも対応したかたちとなる。

 クラウド申告 freeeでは、ユーザーのマイナンバーカードなどに含まれている電子証明書を読み込み、申告書類データに電子署名を施してe-Taxのシステムに送信する仕組みとなっている。そのため、ICチップの入ったマイナンバーカードまたは住民基本台帳カードと、それに対応するカードリーダーが必要になる。また、e-Tax利用開始の届け出や利用者識別番号の取得、ユーザーの電子証明書のe-Taxへの登録、「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト(JPKI利用者ソフト)」のインストールなどを事前に行っておく必要がある。