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SynologyのWi-Fiルーター「RT2600ac」、IPv6 IPoE接続が可能に、最新ファームで対応

 SynologyのIEEE 802.11ac Wave 2対応Wi-Fiルーター「RT2600ac」が、ファームウェアバージョン「1.1.7-6941」において、IPv6 IPoEに対応した。

 4月の日本法人設立に伴って行ったSynology Japan取締役社長であるJones Tsai(蔡明宏)氏へのインタビューにおいて、日本市場向けの施策として「NAS以外にルーター(「RT2600ac」)でも、日本ならではの(v6プラスなどの)IPv6環境への対応も図っていく予定です」と述べられており、これが実現したかたちだ。

 RT2600acは、IEEE 802.11ac Wave 2のオプション規格である160MHzまたは80MHz+80MHzでのチャンネルボンディングや、4×4 MU-MIMOに対応したWi-Fiルーター。最大通信速度は5GHz帯接続時で1733Mbps、2.4GHz帯接続時で800Mbps。有線ポートはWAN×1、LAN×4を備え、うちLAN1本を用いて2本のWANを束ね、ロードバランシングやフェイルオーバーが可能な「Smart WAN」の機能も備える。

 ファームウェアのリリースノートでは、IPv6 IPoE、DS-Lite、IPv6リレーのサポートや、ゲストネットワークのサブネットマスク設定の各機能が追加されている。

 このほか、3G/LTEインターフェースでトラフィック制御が正しく機能しない問題や、2.4GHz帯域のチャネル選択が40MHz帯域幅で利用できない問題のほか、「SRM 1.1」「PostgreSQL」「Linuxカーネル」「DHCP」「7-Zip」の各脆弱性も修正されている。

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