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「Movable Type Premium」年内に販売開始、「Movable Type 7」ベースの機能強化版CMS

 シックス・アパート株式会社は1日、「Movable Type Premium」を2018年内に発売・出荷すると発表した。「Movable Type 7」をベースに、株式会社スカイアークが開発するワークフロー機能、セーフプレビュー機能、ステージング機能などを追加した機能強化版だ。問い合わせやセミナー申し込み、資料ダウンロードなどに利用できるフォームサービスも同梱する。

 Movable Type Premiumのライセンス価格(税別)は75万円で、初年度のメンテナンスとフォームサービスを含む。2年目以降のメンテナンスは、フォームサービスありが年間22万円、なしが年間18万円。

 Movable Type Premiumでは、フォルダー/カテゴリー/コンテンツデータごとに階層表示するサイトマップナビゲーター機能により、サイト全体の構成が一目で把握可能。また、同じコンテンツの同時保存を抑制し、編集作業のコンフリクトを防止するなど、社内外の多数のメンバーが関わるコンテンツ制作を支援するという。

 ワークフロー機能では、多段階の承認プロセスを、サイト/子サイト単位で柔軟に設定可能。記事公開前に禁止ワードやリンク切れを確認できるバリデーション機能も備える。

 さらに、プレビューページの痕跡を残さない動的なセーフプレビュー機能、コンテンツとそれに紐付く画像や文書ファイルのアセットも含めた指定日公開機能により、株式関連情報や重要な会社情報などの適時開示も安全に行えるようにした。サーバー間でコンテンツを同期するステージング機能も備えており、CMSと公開サーバーを分離することでセキュリティを担保する。

 同梱するフォームサービスは「MovableType.net フォーム」プロプランの1年間のライセンス(通常価格は年間4万5000円)。

サイトマップナビゲーター
記事のバリデーションチェック
記事の編集履歴と差分確認

 Movable Type Premiumの前身は、「Movable Type 6」ベースのエンタープライズCMSとしてスカイアークが開発した「MTCMS」。多機能でありながら簡単に使えるインターフェースが評価され、大企業で多くの導入実績があるという。新たに発売するMovable Type Premiumでは、コンテンツをより柔軟に制作・配信できるようになったMovable Type 7をベースに、MTCMSのエンタープライズ向けの追加機能と簡単さを受け継いでいるとしている。