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グダグダ会議をAI・音声認識で撲滅すべく、議事録クラウドサービス「AmiVoice SMM」に大幅な機能追加
2019年10月31日 09:00
株式会社アドバンスト・メディアは、議事録作成を支援するための音声認識機能などを提供するクラウドサービス「AmiVoice スーパーミーティングメモ(SMM)」を11月2日に大幅バージョンアップし、AIと音声認識技術で“グダグダ会議”を撲滅するための新機能を追加する。
AmiVoice SMMではこれまで、音声認識技術「AmiVoice」による会議中の発言のテキスト化機能などを提供していた。今回のバージョンアップで追加されるのは、会議終了後に、その会議を分析・評価する機能だ。会議の時間や進行、決定事項などから達成度を数値で評価するほか、参加者ごとの発言時間や、その発言がネガティブかポジティブかといったことが分かる。
また、会議開催前に使用する機能として、会議を活性化・効率化する機能も提供する。会議予定を作成し、配布資料・議題・所要時間を事前に登録することで参加者にメールで共有。参加者は、音声入力で事前メモを登録することも可能だ。事前準備がスムーズに行え、会議目的も明確化されるとしている。
AmiVoice SMMではこれらの機能追加により、会議前の資料の配付、課題や所要時間などの共有による会議の目的の明確化、会議における発言のテキスト化、会議後の議事録の作成と達成度の数値化という一連の作業を1つのサービスで行えるようになる。
AmiVoice SMMの利用料(税別)は、初期費用9万8000円、月額基本料2万9800円+1分20円の従量制。
このほか、発言のテキスト化機能において、別料金のオプションとして、日本語・英語のリアルタイム翻訳機能も追加された。
アドバンスト・メディアでは、「パーソル総合研究所・中原淳(2017-8)『長時間労働に関する実態調査(第一回・第二回共通)』」の調査結果を例として、1万人規模の企業では、1年間に約67万時間、約15億円の無駄な会議が行われていると指摘。会議の見える化や効率化による価値の向上が求められているとしている。そのため、今回のバージョンアップでは、会議の発言を分析し、達成度などを数値化する機能を追加した。